Oxfordの大学院生自治会、 Queen Elizabeth II肖像を植民地支配の象徴として撤去








 

Students at an Oxford College voted to remove Queen Elizabeth II portrait.

The MCR committee voted for the portrait to be taken down, claiming it represented an unwelcoming symbol of "recent colonial history”

Queen becomes latest victim of cancel culture as portrait is removed from Oxford college

Students at Magdalen College vote to remove the picture after claiming it represented an unwelcome symbol of 'recent colonial history' 

    Daily Telegraph.co.uk


 しかし何より興味深いのは、学生の行動に対する大学および政府の対応である。

  マグダレン・カレッジのダイナ・ローズ学長は院生「自治会は確か2013年に、女王の肖像写真を購入し、談話室に飾った」が、「最近になって外すことにした。飾ると決めたのも自治会なら、外したのも自治会だ」と指摘。「マグダレン・カレッジは言論と政治的な議論の自由及び学生たちの自治権を断固として支持する」と強調している。

  イギリスでは今、学問の場における言論の自由を保障する政策が推進されている。教授陣や学生、外部の講演者が大学当局に忖度して自由闊達な議論ができなくなることがないよう、英政府は大学当局の言論規制を禁じる法整備を進めている。

 翻って日本では今、植民地支配の責任を明らかにし天皇や政府を追及する動きは死んだかのようだ。加えて学問の場における言論の自由を窒素させる、青バッヂの極右議員が人気を博している。

 過去の罪を直視し学ぶのと、過去を否定し偽造することの差は計り知れない。


若者を貧困と無知から解放すべし

    「病気の原因は社会の貧困と無知からくる。」「だがこれまで政治が貧困と無知に対してなにかしたことがあるか。人間を貧困と無知のままにしては置いてはならないという法令が出たことがあるか」   黒澤明は『赤ひげ』で新出去定に怒りを込めてこう言わせている。             ...