この馬鹿騒ぎの主はいかなる意味でも「公」ではない |
企業の採用面接担当者が、何故唐突に面接「官」と呼ばれるのか、呼んでしまうのか。裁判員制度で市民judgeに「裁判員」という言葉を使うなら、裁判「官」は職業裁判員と呼ばなければならない。
議員候補に付けられる「公」認という言い方も不当である。政党は「公」ではないし、そうであってはならない。オリンピック「公式」スポンサーは更に不自然。ディズニーランド「公式」ホテルに至っては噴飯物の違和感がある。
大臣や首長や官僚が私用で乗り回す車両をなぜ「公」用車と言うのか。この言語感覚ならば、山口組「公認」○○一家や○○一家「公式」覚醒剤もあり得る。従軍慰安婦は皇軍「公認」特殊慰安所特任接待「官」になる。
天皇係累で、自動車事故轢殺の過去を持つJOC竹田某が、東京五輪招致の裏金問題で見せる国民を愚弄した態度の根幹は、「官」や「公」の概念に対する弛緩しきった我々の言語感覚にある。国民主権とは何か考えたことがないのか。
JOCが国民の財布に手を突っ込んで、「おもてなし」と言う感覚は、県民や国民に隠れて一つの県を占領軍に献上した過去と切り離せない。自動車事故轢殺の過去とは以下のことである。
茨城国体に出場する東京都の馬術選手の乗用車が、22日夕、会場近くの茨城県稲敷郡新利根村で歩行者をはね、死亡させた。このため、東京都は、23日以降の全馬術競技の出場を辞退した。
22日午後五時ごろ、新利根村角崎の県道を歩いていた同村××××、会社員××××さん(22)は、茨城国体馬術競技東京都代表、竹田恆和選手(26)(東京都港区高輪三の一三の一)の乗用車にはねられ、頭を強く打って近くの病院に収容されたが、23日午前零時過ぎ死んだ。江戸崎署の調べでは竹田選手が対向車のライトに目がくらんだのが事故の原因。
竹田選手はIOC(国際オリンピック委員会)委員の竹田恒徳氏の三男で、馬術のミュンヘン・オリンピック日本代表。茨城国体には、23日午後の一般飛越競技に東京都の代表選手として出場するため、会場の同郡美浦村の馬術会場近くの合宿所に行く途中だった。
竹田選手の事故責任をとり、東京都チームは二十三日朝、この日以降の全馬術競技の出場を辞退することを決定、大会本部に連絡した。 1974年10月23日付読売新聞夕刊
結局竹田某は刑事責任を問われることはなく、競技に復帰。1976年モントリオールオリンピックにも出場している。
教員なら、事故後直ちに免職である。こんな男にとって 東京五輪招致の裏金を、どこから調達し誰に渡そうとたいしたことではない。「官」と「公」のなすことに、下々は感謝しろと言わんばかりの傲慢である。
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