ミャンマーにခြင်းလုံး 中国の踢毽 日本では蹴鞠

遊びの意義は、興行化した競技の及ぶところではない
 これらは東アジアに生まれた勝敗のない「遊び」である。踢毽(ティージェン)は羽根を蹴る遊びで、ベトナムや朝鮮にもある。ခြင်းလုံး(チンロン)には籐で編んだボールが使われ、蹴鞠では鹿革製の鞠が用いられた。共通しているのは、数人が円状になって玉や羽根を地面に落とさず手を使わずやり取りすること。自分の手元に玉や羽根がある間に、巧みな技を披露して見せるが、玉や羽根を次のplayerに渡すときには攻撃的行為はしない。互いに協力し楽しむことが賛美される。
 メダルやタイトルを巡って国家が愚かな競い合いを繰り広げる余地は無い。競技団体が利権集団化して、playerを企業の奴隷的広告塔に堕落させることも今のところない。
 
遊び=playを商業化して、近代スポーツが始まったのが間違いの始まりだった。たかが遊びを商業化したことの罪は大きい。
 その最大手FIFAがခြင်းလုံးを「公認」したという悪夢のような情報がある。
 FIFAの興行方針が国家間の憎悪を煽っているのは紛れもない事実。それ故オスロのノーベル平和センターは2015年、汚職スキャンダルに塗れたFIFAとの提携関係を解消すると発表している。
 今年になって、ロシア人女性歌手がワールドカップロシア大会イベントへの出演をFIFAから禁じられる事態も起こっている。戦争をテーマにした彼女の過去の活動が理由。彼女が公開したFIFA文書によれば、FIFAイベントでは戦争や宗教、政治をテーマとした内容は厳しく禁止されている。戦争をテーマとした活動を禁止すれば、平和になると考えているとしたら幼稚すぎる。反戦行動も戦争をテーマとした活動。それを一括りにして禁止することは、戦争当事国を利するだけである。

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