2018年4月14日、金子勝教授の怒りを込めた演説があった。
・・・安倍は歴代の首相の中で、最も愚かな首相であります!
論理的に考える能力が著しく欠けています。でもバカほど恐ろしいものはない。自ら愚かであれば批判する者を強権で弾圧します。佐川や迫田や昭恵や谷や今井は自由なのに、籠池は8ヶ月も閉じ込められています。
都合悪い真実をしゃべる者は監獄に閉じ込めておくということです。これは共謀罪そのものです。愚かな安倍は、官僚に言うことを聞かせるために、人事局を握って、昇進やあらゆる手段を使って、言うことを聞かせて、自ら権力者であることを誇ろうとしているわけです。
バカだからです。いいですか? バカほど、愚かな者ほど、恐ろしいものはありません。なぜなら、過去の独裁者は全て愚か者だからです。私たちは、自体を甘く見ず、愚かな安倍を絶対に許さず、徹底的に辞めるまで追究しないと。社会が壊れるところまできています。
こう言って国会前集会参加者の喝采を浴びた。動画はここ←クリック
バカが怖いのは、自分のバカさに気付けないからである。自分の間違いを認識出来ないからである。
先月も、頑固者の政権批判がNHK教養番組からも流れた。
3月11日のNHK Eテレ『演芸図鑑』は、人間国宝柳家小三治と9代目林家正蔵との対談だった。 正蔵が司会役で小三治に聞いた。
「これからの落語界って、どう危惧されてたり、思われてたりなさってますか?」と可笑しな敬語で質問をした。小三治は、
「・・・危惧は自分たちが感じるもので、俺たちがいくら危惧してなんか言ったって、言ったってわかるような奴らじゃねえもん。そっちがいま聞いてて『あ、そうか』と思うけど、明日から落語変わるかよ? 変わんねえだろ?」と言っておいて、続ける。
「それはいまの政府でも同じなんじゃねえの? 総理大臣に言ってくれよ、『いつまでやってんだ』って」さすが人間国宝、運びが上手い。正蔵は慌てて
「落語の番組なんで。政治の番組ではないので・・・」と言う。小三治は笑って
「あぁ、そう」と答えるものの
「政治家も落語家も金儲け考えるようになったらおしまいだよ。はい。金儲け考えるようになったらおしまいです」
柳家小三治のお父さんは、四谷第四小学校で書道を教えていたことがある。家は大京町にあってご近所。小三治は落語ブームにも背を向け古典落語に打ち込んだ頑固者である。おかげで人間国宝に認定されるものの、収入には結び付かない。
しかしだからこそ、小三治は、平気で政権批判をNHKでやってのける。またTVで呼んで貰おうなどとは考えない。噺家も教員も、地道に本業にのめり込むのがいい。金子勝も小三治もメディアを遠ざけているからこそ、痛快な発言が出来る。この痛快な開放感は、千金を積まれても味わえない。
教師も、一に授業で、第二・第三も授業で、次いで教材研究。
生徒の一人ひとりを前に、直の反応があってこその教育である。マイクやカメラや原稿の束の向こうの不特定多数から、直の反応があるわけがない。金を仲立ちにしての関係はいつか虚しくなる。批判精神の痛快さはなくなる。
教員も「政治家も噺家も金儲け考えるようになったらおしまいだよ。はい。金儲け考えるようになったらおしまいです」
金儲けとは、僅かな手当に釣られて主任教諭とか指導教諭の肩書きを欲しがり書類作成に励み、授業を忘れる事でもある。
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